巨人・山口オーナー 退任の原監督はオーナー付特別顧問に「ジャイアンツの魂を伝える役割は原監督しかいない」阿部新監督とは複数年契約へ

 「読売ジャイアンツ1-0横浜DeNAベイスターズ」(4日、東京ドーム)

 巨人は今季の最終戦で接戦を制した。71勝70敗、2分けの勝ち越しで終了。球団初となる3年連続負け越しの屈辱は回避してシーズンを終えた。

 今季限りでの退任が決まった原辰徳監督のラスト采配となった一戦。ナインが意地を見せて白星をつかんだ。原監督はこれで監督として球団単独歴代1位の1291勝目。試合後のセレモニーで辞任したことを発表。後任に阿部慎之助ヘッドコーチを指名した。

 試合後、山口オーナーは、原監督にオーナー付特別顧問を要請していることを明かした。山口オーナーは「今日の試合はいい試合でした。野球はいいものだなと改めて思いました」と語り、原監督について「17年ですからね、17年。ジャイアンツを率いて、9回のリーグ優勝ですから、功績は大きいものがありますね」とねぎらった。今後については「オーナー付特別顧問をお願いした。ジャイアンツの魂を伝える役割は原監督しかいない」と、明かした。

 阿部新監督については「ご存知の通り、2軍監督やって、1軍コーチをやって、今年はヘッドコーチでしたから、本人も自覚あったと思いますけどね。原監督としては自分の後を託すのは阿部慎之助君しかいないと思っていたということですね。それは私たちの考えと一致していました」と、語り、契約年数については「それはまだ決めていないんだよね。決めてないですけど、1年契約ってことはありえないですね」と、複数年契約を結ぶ方針を示した。

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