中村紀コーチ退団に中日OB驚き「何があったの?」荒木雅博氏にも言及「またユニホームを着ないといけない」
元中日で、コーチも務めた中村武志氏が4日、Youtubeチャンネル「野球いっかん」に出演。中日が西山秀二バッテリー、荒木雅博内野守備走塁、中村紀洋2軍打撃の3コーチの退団を発表したことに言及した。
中村紀氏は、昨季1軍打撃コーチに就任。長距離砲の育成に期待がかかったが、同年5月に2軍へ配置転換された。中村氏は「想像の部分しかわからないけど、正直、え、なんで?と思った。何があったの?とびっくりした」と明かした。「経験豊富で、2軍で長距離砲を育成してほしいという(立浪)監督の考えがあったかもしれない」と推測したが、2季での退団には驚きを隠せなかった。
荒木氏は1996年に入団し、2018年に現役引退後も、コーチとして今季まで中日一筋。親交のある中村氏は「1、2年ゆっくりしてほしい」とねぎらった上で、「また1、2年でユニホームを着ないといけない。貴重な人材」と今後も指導者としての手腕に期待した。
また「彼のような野球観を持っている選手はいない。右も左も内外野も盗塁も、3拍子どころか6拍子くらいある」と現役時代の経験をたたえた。切磋琢磨(せっさたくま)した若い頃には「いつ寝るのかと思った。泣きながらバットを振っていたこともある」と、荒木氏の努力家ぶりを示す思い出も披露した。