西武・山川 騒動後初の取材対応で謝罪「私生活の至らなさがすべての原因」
強制性交の疑いで書類送検され、球団から公式戦無期限出場停止処分を受けていた西武の山川穂高内野手(31)が、宮崎県内で9日から開催される秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」に参加することになった。5日、球団が発表した。この日、山川は埼玉県所沢市の球団施設で、5月12日に出場選手登録を外れて以降初めて取材に対応。現在の心境を口にした。
山川が5月に出場選手登録を外れてから、初めて取材に対応した。「私生活の至らなさが全ての原因。多くのファンを裏切ってしまった。本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」などと心境を口にした。
5月下旬に強制性交の疑いで書類送検され、8月下旬に嫌疑不十分で不起訴となったが、球団から「猛省を促す」として無期限の公式戦出場停止処分を科された。球団は処分を解除していないが、フェニックス・リーグは公式戦ではないため、出場可能と判断した。
松井監督の就任1年目だったチームは、5位で終了。昨季の本塁打王を途中から欠いたチームの総得点はリーグ最少の465点だった。「戦力になれなかったことが悔やんでも悔やみきれない」と言葉を振り絞った。
ファンからの強い批判もあり、現役引退も頭をよぎったという。約5カ月ぶりに口を開いたこの日は「僕には野球しかない。野球で(信頼を)取り返すしか方法が見つからない」と現役続行への思いを述べた。
故障者特例措置により取得する見通しの国内FA権については「松井監督や1軍の選手、スタッフにまず謝れていないし、フェニックス・リーグで一からプレーする。現段階でそれ以外考えるべきではない」と言及を避けた。西武の初戦は9日のソフトバンク戦(南郷)で山川の出場は未定だ。