「秋季高校野球兵庫大会・３位決定戦、社９－０長田」（７日、姫路ウインク球場）

　社が長田に７回コールド勝ちを収め、３年連続での秋季近畿大会出場を決めた。

　先発のエース・福田海晴投手（２年）が７回１安打無失点と好投。二回には三者連続三振を記録するなどスライダーのキレが抜群だった。五回までは１人の走者も出さない完全投球。許した走者は六回の先頭に死球、七回１死から右前打の２人のみ。「打者を１人ずつ抑えていくことだけを考えていた。球を低めに集められたのが良かった」と振り返った。

　今夏の甲子園では２年生ながらリリーフ登板。チームは初戦で敗れたものの１回１／３を投げ、無失点と好投した。「甲子園で投げる緊張感や迫力を知れた。その経験を生かして、この代は自分が引っ張っていくんだという思いでやっている」。大舞台を経験した頼もしいエースがチームの中心にいる。

　４季連続の甲子園出場を目指し、近畿大会へ挑む。「春、甲子園に戻って勝ち進んでいくのが目標。まずは近畿大会で勝ってセンバツに出場したい」と力を込めた福田。近畿大会は２１日から大阪シティ信用金庫スタジアムで行われる。