報徳学園が2年連続で秋V 来秋ドラフト候補の今朝丸-間木のリレー「優勝して(近畿大会に)行かないと意味がない」と笑顔
「秋季高校野球兵庫大会・決勝、報徳学園3-2須磨翔風」(7日、姫路ウインク球場)
すでに近畿大会出場を決めている両校の戦いは報徳学園が須磨翔風を接戦で破り、2年連続で秋の頂点に立った。
先発の最速146キロ右腕・今朝丸裕喜投手(2年)は初回、1死二塁もピンチを招くも無失点。「少し力んだ」と立ち上がりを苦笑いで振り返った。その後は徐々に調子を上げ、五回まで無失点で試合を進めた。
しかし、3点リードの六回に味方の失策などで2点を失い、1点差に。七回もマウンドに上がった今朝丸はこの回2つの三振を奪い、7回4安打2失点(自責1)で降板。「あとに間木が控えているのが大きかった」と先発投手の役割を十分に果たし、バトンを渡した。
八回からは主将も務める間木歩投手(2年)が登板。今朝丸との継投に「このバトンをしっかり最後までつなげる」と気合十分でマウンドへ上がった。追い上げられる難しい展開での出番だったが「これまでも同じような場面を経験してきた。自分のピッチングができるように集中した」と2回2安打無失点の力投で試合を締めた。
2年連続で兵庫の秋を制した報徳学園。間木は「優勝して(近畿大会に)行かないと意味がないとチームで意識してきた。こういう結果が出てうれしい」と笑顔。21日から行われる近畿大会には兵庫1位として挑むことになった。