宮本慎也氏 中日が最下位に沈む原因となった一戦を指摘 「やっぱ投げすぎですね」「後輩で非常に言いづらいですけど」
ユーチューブの「野球いっかん」が7日に更新され、ヤクルトでヘッドコーチを務めた宮本慎也氏が、球団史上初の2年連続最下位に沈んだ中日低迷の理由について持論を述べた。
宮本氏はPL学園の先輩に当たる中日・立浪監督の采配について「後輩で非常に言いづらいですけども、まずは監督の構想通りなかなかいかなかったと。勝ちパターンを作るピッチャーが抜けてバタバタしたと思うんですよ」と、開幕直前に八回を任せる予定だったロドリゲスが米大リーグとの契約を目指して亡命したとされる一件が、チーム構想に大きな影響を及ぼしたと分析した。
また宮本氏は、結果として勝利した開幕戦で、小笠原が145球の力投を見せながらも、八回に逆転を許した続投策を疑問視した。「開幕戦って相当緊張するんですよ。予想以上に力も入るし。やっぱ投げすぎですね」と指摘した。
1点リードの八回にロドリゲスが不在だったから、小笠原が続投することになった可能性は高く、「僕はこの開幕戦がポイントになってるかなと。で、そのまま行ってるような気がするんですよね」と、逆転勝ちで勝利したものの、エース左腕に無理を強いた采配が今季の低迷と、球団史上初となる2年連続最下位につながったとの持論を述べた。