父・清原和博氏から「悔いなくやってこい」慶応・勝児が笑顔のラストゲーム 最後の打席は右飛 仙台育英との再戦で途中出場
「鹿児島国体・高校野球・1回戦、仙台育英11-0慶応」(9日、平和リース球場)
夏の甲子園の決勝再戦となった一戦。仙台育英が雪辱し、7回コールド勝ちした。
元プロ野球選手・清原和博氏の次男、勝児内野手は5点ビハインドの六回から途中出場し、三塁の守備に入った。
打順は6番で、11点を追う七回裏に初打席。左腕の仁田と対戦し、直球に差し込まれて右飛に倒れた。
勝児内野手が六回に守備から登場すると、「清原」の球場アナウンスに客席から大きな拍手。勝児内野手も笑みを浮かべ、仲間に声をかけた。
勝児内野手はセンバツでは三塁のレギュラーとして安打も記録。夏の甲子園では背番号15でベンチに入り、代打で出場した。
勝児内野手は「すごい声援をいただいた。悔いなくフルスイングできた。仁田君がストレートで応えてくれた。感謝したい。次対戦する機会があればやり返したい。今後は具体的には考えていない。もっと成長したい」と清々しい表情。父からは「昨日、電話がかかってきた。高校3年間やってきたことを悔いなくやってこいよ、と」と明かした。