DeNA・今永 CS第2戦投げる 「この期間を利用して見直した」手応え2回0封
「練習試合、横浜DeNAベイスターズ7-5ENEOS」(10日、横浜スタジアム)
期待が、確信に変わる34球だった。DeNAの三浦大輔監督(49)は横浜スタジアムでの練習試合・ENEOS戦の試合後、14日から始まるCSファーストSの第1戦を東克樹投手に、第2戦を今永昇太投手に託すことを正式に明言。「今日のボールを見ても問題なくきている」。調整登板で先発した左腕に、大事な短期決戦は託された。
9日の練習試合が雨天中止となり、スライド登板で迎えた一戦。イニングも「2」に減らし、中4日で向かう第2戦目に手応えをつかむ2回0封となった。中でも今永がうなずいたのは、スライダーの曲がり幅。「しっくりこないままシーズンが終わったので、この期間を利用して見直した。投げやすい投げ方が見つかりつつある」と収穫を得た。
三浦監督から登板日を数日前に直接伝えられたといい、今永も改めて表情を引き締めた。「開き直ってやることが大事。責任や重圧との向き合い方をうまくやっていけたら」。負けたら終わりの、勝負の短期決戦へ。エースとして背負うものがある。