「日本の怪物がNPBを飛ばす」米メディアが佐々木麟太郎の米大学進学決断に「前例なし」「27年にもMLB入団」

 米国の大学進学を決断した花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)について米大手スポーツサイト「ジ・アスレチック」は10日(日本時間11日)、「日本の怪物、リンタロウ・ササキが米国の大学でプレーするためにNPBを飛ばす」との見出しで伝えた。

 同サイトは日本の報道を受け、佐々木について「NPBで1位指名が予想されていた」、「高校通算140本塁打の日本記録を持つ17歳」、「MLBのスーパースター、ショウヘイ・オオタニも同じ高校に通い、佐々木の父である監督の指導を受けていた」などと紹介した。

 同内野手の米大学進学決断について「比較的、前例がない」と表現し、「ササキのメジャーリーグへの道は米国内でプレーすることで早まるかもしれない。4年制大学に入学すれば、早ければ2027年のドラフトで指名される可能性がある」と記述。「もし、NPBでドラフトされれば、日本の所属球団からメジャー球団と契約できる制度であるポスティングの許可を得なければならない。メジャー球団と自由に契約できるようになるにはNPBで少なくとも9年の現役期間が必要だ」と、海外FA権取得に関するNPBの現行制度を説明しながら「伝統としてメジャー球団はNPBとの関係を考慮してアマチュア選手のスカウトや契約を控えてきた」と、“暗黙のルール”の存在を伝えた。

 また、米大学の選手のルールも紹介。「ササキが米国の大学で野球をすれば、3年後にMLBのドラフト指名を受けることができる。もちろんFA扱いにはならないが、MLBへの入団が早まり、彼が上位2巡目までに指名されたと仮定した場合、アマチュアFAとして受け取るより大きな契約金がもらえる可能性がある」と記した。

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