国学院大・武内夏暉 東洋大・細野晴希とのドラ1候補左腕対決制す 7安打無失点で完投「先に点を与えたくないと思っていた」

 「東都大学野球、国学院大1-0東洋大」(11日、神宮球場)

 国学院大が東洋大に先勝した。国学院大・武内夏暉投手(4年・八幡南)が9回7安打無失点で完封。東洋大・細野晴希投手(4年・東亜学園)とのドラ1候補左腕対決を制した。

 「相手が細野ということもあって先に点を与えたくないと思っていた」と武内。初回の先頭を151キロで見逃し三振に斬ると、「真っすぐもだけど、カーブとスライダーが良かった」とピンチを背負っても後続を打ち取り、先制点を与えなかった。

 八回に、味方が四球からチャンスを広げてスクイズで先制に成功。八回、九回の守備でも走者を背負ったが1点を守り抜き、「やることをやったらこういう結果につながった。1回から今日は気合を入れて投げたのでうれしい」と笑顔を見せた。

 一方で細野も「負けられない気持ちは強かった」と武内を意識。ただ、8回3安打1失点、6四球と勝利に導けず、「最初からランナーを出しながら投げてしまって野手もうまいこと攻撃につなげづらかったと思います」と唇をかんだ。

 ハイレベルな投手戦に、視察した西武・渡辺GMは「見応えがある投手戦だった」とし、武内、細野ともに「当然その中(1位)に入ってくるのは確か。左ピッチャーはどこの球団もほしい。すぐにローテーションに入ってこられる」と左腕2人を高評価した。

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