仙台育英が11年ぶり2度目の国体制覇 準決勝で北海に逆転勝ち 日程変更で決勝実施されずV決定 主将の山田「全員で笑顔で終われてうれしい」
「鹿児島国体・高校野球・準決勝、仙台育英9-7北海」(11日、平和リース球場)
仙台育英が北海を下し、11年ぶり2度目の国体優勝を果たした。ベンチメンバー18人全員が出場し、優勝をつかんだ。
4点ビハインドで迎えた四回に打線が爆発。5連打を含む計7安打を放ち、この回一挙5得点。逆転に成功した。
六回に再度逆転を許すも、1点ビハインドで迎えた八回にプロ志望届を提出している主将の山田脩也内野手(3年)の適時三塁打で追いつく。なおも1死三塁から新チームの主将を務める湯浅桜翼内野手(2年)の勝ち越し適時右前打で決勝点を奪った。
今大会は雨天順延による日程変更で決勝戦が実施されないため、もう1つの準決勝、履正社-土浦日大の勝者とともに両校優勝となる。
夏連覇を狙った甲子園では準優勝。この代では初の日本一を達成した。1年間主将を務めあげた山田は「全員で笑顔で終われてうれしく思います」と笑顔。今後の野球人生の目標を問われると「自分の軸をずらさず、日本を代表する選手になりたい」と大きな目標を口にした。