日本ハム・万波 本塁打王逃し「悔しかった」来季へ目標は打球速度190キロ 大谷クラスの打撃で「ホームラン王を獲りたい」
日本ハムの万波中正外野手(23)が11日、千葉県鎌ケ谷市の球団施設で練習。このオフの目標として打球速度190キロを掲げた。この日のフリー打撃で場外弾を連発。自己最速の185キロをマークしたが、来季開幕までにさらに5キロ上乗せを目指す。
「きょうはマックス出したいなと思って、思いっきりバットを振っていたんで、1ついいんじゃないかなっていう風には思います」と現時点の185キロに納得の表情を見せた。
打球速度190キロといえば、大谷(エンゼルス)らメジャートップクラス。そのレベルに達するプランはある。「筋肉量とスイングスピードは相関性があるっていうのは出てるので、筋肉量も少しずつ増やして。スイングスピードは技術的なところもあるとは思う。その2つが合わさってきて、来年の春のキャンプで190キロを目指したいなと思っています」と明かした。
今季、パ・リーグでは26本塁打で3人が本塁打王に並んだ。万波は1本差の25本塁打でその座を逃した。
「いやー悔しかったですねー」と振り返りつつ、「並んでから抜けられたのがあの3人で、打てなかったのが僕なので、そこには本数以上に大きい差があるなとは感じますし、その差が埋められるように頑張りたいですし、まだまだ僕の伸び代だと思うので、ああいうメンバーに挑んでいける選手になりたいし、今そういう立ち位置に居られるのもすごい幸せなことなので、みなさんが元気なうちに追い抜かしてホームラン王を獲りたいです」。来季はメジャー級の打球速度を身につけて、キングの座に臨む。