DeNA・牧 阪神への雪辱胸にCSへ 「何もできずに終わった」昨年のリベンジへまずは打倒広島
「JERA CSセ・ファーストS、広島東洋カープ-横浜DeNAベイスターズ」(14日開幕、マツダスタジアム)
今季セ打点王のDeNA・牧秀悟内野手(25)は13日、「先手、先手」で初戦必勝を誓った。共同記者会見では阪神・岡田監督からも、要警戒選手として指名されたハマの4番。今季、虎キラーとして猛威を振るった男のバットを、ファイナルSで迎える指揮官は独特の表現で“口撃”した。
「決まった選手に打たれる。シーズンですごくあったんですが、ウチの投手も苦戦した。そのへんは対策しないといけない」。語気を強めた言葉通りに対戦成績は、甲子園で5戦連続アーチを含む7本塁打、打率・358と圧倒的だ。
ただCSでは昨季ファーストSで対戦。敗れた相手だけに、勝ち進んでの再戦に向け「本当に何もできずに終わってしまったので」とリベンジを胸に秘める。
さらにチームとして主将・佐野をケガで欠く中での短期決戦。7日の決起集会では直接、「頑張ってくれ」と思いを託された。「本当に勝てばなんでもいい。どんなヒットでも点につながれば最高です」。下克上での日本一に向け、まずは一丸野球で広島を攻略する。