「ＪＥＲＡ　ＣＳセ・ファーストＳ・第１戦、広島東洋カープ３－２横浜ＤｅＮＡベイスターズ」（１４日、マツダスタジアム）

　痛恨のサヨナラ負けで崖っぷちに立たされたＤｅＮＡ・三浦大輔監督は「もっともっとベンチが。自分からもケアさせられなかった自分の責任だと思います」と敗北の責任を背負った。

　勝敗を分けるポイントとなったのは１点リードの八回だった。１死二塁から東が代走・羽月に三盗を許した。初球、しかもノーマークでスタートを許し、捕手もスローイングできなかった。

　直後に菊池のスクイズで同点に追いつかれただけに「あそこはね、ケアさせられなかった自分の責任です」と再度、選手たちをかばった三浦監督。東は「警戒していなかったわけではないが、僕と祐大の甘さが出た」と振り返った。

　さらに「そういうシチュエーションを作られてしまった」と延長十一回、２死一、三塁の場面では打者・秋山に対して外野が前進守備を敷いたが、頭上を越される悪循環となってしまった。

　「本当に選手たちは最後まで、必死によくやってくれたと思います」と指揮官。引き分け以下でファーストＳ敗退となる第２戦へ向け「もう勝つしかないので。明日、選手たちも集中できるようにもっていきます」と前を向いた。