西武・山川 204日ぶり「どすこい」弾 前夜、松井監督に謝罪 国内FAも「試合を最優先」
「フェニックス・リーグ、埼玉西武ライオンズ3-1オリックス・バファローズ」(15日、南郷スタジアム)
西武・山川穂高内野手(31)が15日、実戦復帰後の初アーチを放った。「みやざきフェニックス・リーグ」のオリックス戦(南郷)に「3番・三塁」でスタメン出場し、初回1死一塁で左翼へ特大2ランを放った。
11日の巨人戦で5カ月ぶりに実戦復帰して以来、復帰後4打席目での初アーチに「完璧ではないけど、感触は良かった」と笑顔を輝かせた。ダイヤモンドを一周すると、おなじみの「どすこい」ポーズも披露。「後輩たちが『打ったら見たいです』と言っていたので。僕のホームランを生で見たことがない後輩もいるので、良い1本を見せられた」とうなずいた。最後に実戦で本塁打を放った3月25日のDeNAとのオープン戦以来、204日ぶりのおなじみのパフォーマンスだった。
山川は知人女性との交友関係を巡るトラブルで球団から公式戦の無期限出場停止処分を科されているが、フェニックス・リーグは公式戦に当たらないとして出場を容認されている。前日14日夜には宿舎で視察に訪れている松井監督と話し合いの場を持ち、「監督になられたばかりで戦力になれなかった。心の底から迷惑をかけたと思っている」と謝罪したという。
松井監督は取得が見込まれる国内FA権についても話したことを明かし、「残ってくれたら大きな力になるけど、本人の権利ですから」と山川の意向を尊重。山川はFAについて「今までできなかった試合を精いっぱい頑張ることが最優先」と話すにとどめた。