米地元紙 野球の五輪復活に疑問「MLBのスターたちは金メダルを目指すだろうか?」

 国際オリンピック委員会(IOC)は16日、インドのムンバイで総会を開き、2028年ロサンゼルス五輪の追加競技として大会組織委員会から提案された野球・ソフトボール、フラッグフットボール、クリケット、ラクロス、スカッシュの5競技を一括承認した。21年東京五輪で日本がともに金メダルを獲得した野球とソフトボールは2大会ぶりの復帰となる。

 五輪の野球復活決定を受け、地元紙ロサンゼルス・タイムズ電子版は15日(現地時間)、エンゼルスの大谷とドジャースのベッツのツーショット画像とともに「野球がロサンゼルス五輪で競技として承認されたが、MLBのスターたちは金メダルを目指すだろうか?」と疑問形の見出しで記事を掲載した。

 記事中では組織委員会のワッサーマン委員長の「リーグと選手たちは出場の機会に興奮しているのは間違いない」との談話を紹介。その一方で「MLBとしては2週間のシーズン中断は避けたいだろう」とし、マンフレッドMLBコミッショナーの態度は「曖昧なまま」と記述。また、ドジャースタジアムが有力視されている会場に関して同委員会が「コメントを避けた」と伝えるなど、時期尚早の印象を与えた。

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