日本ハム・万波 28年ロス五輪「めっちゃ出たい」追加競技で野球復活

 ロス五輪出場に意欲を示した万波
 2台のティースタンドを置いて打ち込む万波
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 日本ハムの万波中正外野手(23)が17日、2028年ロス五輪出場に意欲を示した。野球は追加競技として同五輪で復活。万波は「めちゃめちゃ出たいっす。オリンピックとかWBCって特別な大会だと思うので、そこに選ばれる選手になりたいなっていうのは強く思います」と語気を強めた。

 意外にも万波はこれまで“代表”とは無縁だったという。「地区の代表とかすらないです。少年野球とか、何もないっす。練馬区選抜すらないです」と笑う。現在チームメートの同級生、吉田、柿木、奈良間は高校ジャパンに選出されたが、「すごいことだと思って見ていました」と振り返った。

 今年3月にはWBCに臨む日本代表のサポートメンバーとして帯同し、本塁打も放った。「やっぱり日本代表ってとんでもないところだなって感じたので、そういうところに僕も入っていきたいなっていう思いは強くなりました」と明かす。

 記憶に残る国際舞台は2009年のWBC。イチロー、松坂、ダルビッシュらを擁して2度目の優勝を飾った大会だった。

 「一転二転あって最後優勝だったじゃないですか。ちょうど野球を始めて1、2年。物心ついて野球始めて初めて見た国際大会って感じだったので、あれはすごい熱気だったなーって。決勝の時、バッティングセンターにいたんですよね。打っている人以外は全員かじりつくようにちっちゃいモニターで見ていて、あれは本当に記憶に残っていますね」。9歳の万波少年は大きな刺激を受けたという。

 5年後の代表の主軸へ。「すごくハードルは高い」と言う。「タイトルを何回も獲るような打撃成績だったり、毎年ゴールデングラブ賞獲れるような守備だったり、でもそのぐらい分かりやすい結果を残して初めて選ばれるか選ばれないかっていうぐらいのレベルじゃないかなと思います」と気を引き締める。

 万波は井端ジャパンの初陣、11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」の有力候補に挙げられる。若手選手中心の大会だが「選ばれるつもりで今、練習をやっている」と言う。まずはこの秋に野球人生初めての代表入り。そこから侍での経歴を積んでいく思いだ。5年後には、「野球をやりたいって子供たちに、もっとそう思ってもらえるようにプレーしたいなと思いますね」。自身が受けた刺激を、次の世代に与える。

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