ソフトバンク・藤本監督、退任会見で目に涙浮かべる「ここぞというときに勝てなかった」
ソフトバンクの藤本博史監督(59)が17日、退任会見を行った。同監督は「しんどかった2年。選手が頑張ってくれて楽しい2年間でもあった」と振り返り、退任は「2年契約だったので任期満了ということ。試合が終わってから話をしました」と、16日にCSファーストSでロッテに逆転負けを喫した後に決定したと説明した。
また、今季について「ここというときに勝てなかった。そういうところですかね」と話すと、数秒言葉をつまらせ、目に涙を浮かべた。手塩にかけてきた選手には「1勝1勝大事に戦っていってほしい。若い選手がたくさんいるこれからどんどん強くなっていくと期待している」とエールを送った。
ソフトバンクは今季、3年ぶりのリーグ優勝と日本一を目指し、7月初旬までは首位をキープ。その後、54年ぶりの12連敗を喫するなど失速し、優勝したオリックスに15・5ゲーム差をつけられ、3位に終わった。CSファーストSは1勝2敗で敗退した。
藤本監督は1軍打撃コーチや2軍監督などを歴任。7年間チームを率いた工藤公康前監督の後任として、2022年から指揮を執った。後任は小久保裕紀2軍監督(52)の昇格が有力となっている。