オリックス・山本由伸 ロッテ・荻野に痛恨の勝ち越し打許す 今季最多タイの1試合4失点 味方打線が一時同点追いつくも
「CSパ・ファイナルS・第1戦、オリックス・バファローズ-千葉ロッテマリーンズ」(18日、京セラドーム大阪)
オリックス先発の山本由伸が六回、勝ち越しを許した。
3失点した初回以降は立ち直ったかのように見えたが、六回二死二塁のピンチを招くと、荻野に中前適時打を浴びて、勝ち越しを許した。山本の1試合4失点は今季最多タイ。
山本は初回にまさかの乱調。先頭の荻野に投手への強襲安打を打たれると、藤岡には中前打。角中には犠打で送られて、1死二、三塁とするとポランコに先制の2点適時二塁打を浴びた。これで止められず、安田には内野安打、岡はバットを折りながらも中前に運ばれた。1死満塁からは山口の併殺崩れの間に1点を献上。初回からスコアボードには重たい「3」が刻まれ、京セラドームには悲鳴が響いた。
今季のロッテ戦は4試合に先発し、3勝1敗で防御率0・64。計28イニングで13安打2失点と抜群の相性を誇っていた。前回登板の9月9日にはノーヒットノーランを達成。被安打は8月8日以来で、失点は4月29日以来とだった。さらに山本はこれまでCSでは2戦2勝で防御率0・00。17回を投げて自責点は0だったが、初失点となった。また、1イニングで被安打5は今季初の事態だった。