オリックス CS初戦を全員野球で制す 突破率は89・5% エース山本由伸まさかの今季最悪タイ5失点も「感謝しかない」打線が爆発

 4回、紅林が2点適時二塁打を放ち見上げながらガッツポーズをする山本(撮影・堀内翔)
 6回、勝ち越しとなる適時打を放った紅林は両拳を握る(撮影・北村雅宏)
 6回、荻野に勝ち越しの適時打を打たれて肩を落とす山本(撮影・堀内翔)
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 「CSパ・ファイナルS・第1戦、オリックス・バファローズ8-5千葉ロッテマリーンズ」(18日、京セラドーム大阪)

 オリックスがロッテから全員野球で勝利をもぎ取った。

 先発の山本由伸投手は初回に3失点を喫するなど、7回10安打で今季ワーストの5失点。ロッテ戦は4試合に先発し、3勝1敗で防御率0・64。ノーヒットノーランも達成するなど、28イニングで2失点と抜群の相性だったが、劇的勝利でCSファーストSを突破した勢いは本物だった。

 それでも、打線が奮起。四回に紅林、宗の一打で3得点。六回には相手のミスもあって一挙4得点で逆転に成功した。

 苦しみながらも勝利投手となった山本は球団を通じて「立ち上がりから失点を重ねてしまっていた中で、なんとかゲームを作り直していこうと必死に投げていたのですが、最後まで修正することができませんでした。このような投球になってしまった中で、野手の皆さんが逆転してくれたことに感謝しかありません」と、コメントした。

 パ・リーグでファイナルSの初戦勝利チームは過去19回で17度、突破を決めている(20年の1ステージ制を含む)。突破率は89・5%と3年連続の日本シリーズ進出に追い風が吹いている。アドバンテージも含めて2勝となり、連勝でロッテの勢いを完全に止めたいところだ。

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