由伸5失点乱調もオリックス鮮やか逆転勝ち 爆笑お立ち台 紅林、宗が愛のエースいじり「由伸さんが珍しくああいう感じだったので」連発

 4回、紅林が2点適時二塁打を放ち見上げながらガッツポーズをする山本(撮影・堀内翔)
 4回、同点適時打を放った宗は両手を広げる(撮影・北村雅宏)
 6回、勝ち越しとなる適時打を放つ紅林(撮影・北村雅宏)
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 「CSパ・ファイナルS・第1戦、オリックス・バファローズ8-5千葉ロッテマリーンズ」(18日、京セラドーム大阪)

 オリックスがロッテから全員野球で勝利をもぎ取った。

 先発の山本由伸投手は初回に3失点を喫するなど、7回10安打で今季ワーストの5失点だったが、打線の援護に恵まれて勝利投手に。ヒーローインタビューでは野手陣から愛のいじりがあった。

 2本の適時打を放った紅林は「珍しく由伸さんがああいう感じだった。いつも助けてもらってる分、僕らが助けないと、と思っていた。(勝ち越し打は)由伸さんがああいう感じだったんで、何点あってもいいなと」と、球場を沸かせた。マウンドに声を掛けにいった際には「切り替えていけよって感じで声をかけました、『OK』って感じで」と振り返った。

 宗も「珍しく由伸がああいう感じだったんで」と重ねて会場は爆笑。「初回に声掛けにいくときにふざけようと思ったら軽く怒られた。僕も真剣にやろうかなと」と語った。

 苦しみながらも勝利投手となった山本は球団を通じて「立ち上がりから失点を重ねてしまっていた中で、なんとかゲームを作り直していこうと必死に投げていたのですが、最後まで修正することができませんでした。このような投球になってしまった中で、野手の皆さんが逆転してくれたことに感謝しかありません」と、コメントした。

 パ・リーグでファイナルSの初戦勝利チームは過去19回で17度、突破を決めている(20年の1ステージ制を含む)。突破率は89・5%と3年連続の日本シリーズ進出に追い風が吹いている。アドバンテージも含めて2勝となり、連勝でロッテの勢いを完全に止めたいところだ。

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