楽天・早川「あのご年齢になられても」 ソフトバンク和田のCS快投に刺激 早大の先輩後輩
楽天・早川隆久投手(25)が18日、16日のCSファーストS第3戦で、先発としてともに好投した早大の先輩、ソフトバンク・和田とロッテ・小島の投げ合いに刺激を受けたことを明かした。
左腕は「先輩方の投げ合い、ましてやCSという舞台で、あそこまでの好投を見せてもらったのは、刺激になりました」と羨望のまなざしを向けた。続けて「来シーズンはあそこの舞台に立てるようにと思っています」と飛躍を誓った。
16日の試合、42歳の大ベテラン・和田は5回無失点。「あのご年齢になられても、第一線で戦って、頼りになるピッチングができる。ああいう選手になりたい」と自主トレも一緒に過ごす、憧れの大先輩の姿に感銘を受けた。
また6回1/3を無失点と好投した、小島については「シーズン通してロングイニングを投げている」と話し「ずっと感じている」と二人との“差”を改めて痛感した。
期待された3年目の今季は、コンディション不良で離脱するなど、6勝止まり。「毎年シーズン最後に落ちてきてしまう」と体力面を課題に挙げた。
体力面強化へ、新たな試みをする。今年から一人暮らしを始めた早川。極力自炊を心がけ、食事制限を行うなど体に気を遣ってきた。
ただ、そんな左腕の口から「筋肉的にも大きくしたいけど、余分なものが少ないので、余分なものもちょっと増やしたい」と肉体改造案が出た。体重増量も視野に入れ「この秋から(体を)作っていければ」と改革はすでに始まっている。
憧れの先輩に投げ勝つため。そしてシーズン通して戦い抜き、大舞台で活躍できる投手へ。早川の視線ははるか先に向いた。