広島がドラ1公表の青学大・常広 連覇導く完投劇「目標できた」 スカウト「(1位公表)間違いなかった」

 「東都大学野球、青学大9-1日大」(18日、神宮球場)

 2回戦3試合が行われ、青学大が日大に連勝して勝ち点を3に伸ばし、勝率で2季連続14度目の優勝を果たした。広島が今秋ドラフト会議で1位指名を公表している常広羽也斗投手(4年・大分舞鶴)が9回5安打1失点で完投。明治神宮大会(11月15日開幕)への切符を獲得し、史上5校目6度目となる大学4冠(春、秋のリーグ戦、全日本大学選手権、明治神宮大会)への挑戦権を得た。

 27個目のアウトを奪った常広は両手を広げて喜んだ。最後はワンバウンドした変化球に日大・谷端のバットが空を切る。「本当はノーバンでガッツポーズしたかったけど…うれしいです」と、笑いながら喜びを語った。

 初回に1点を失ったが、二回以降は粘投。「1イニング1イニングを最少失点に抑えることを意識した」と6四死球を出しながらも追加点は与えなかった。「七回が終わって余力があったので出力を上げた」と最後の2イニングで6奪三振。九回には151キロをマークするなど、力強い投球で勝利に導いた。

 大豊作といわれる東都の中でもトップクラスの評価を受けている右腕。13日には広島が1位指名を公表し、その後、初めてのマウンドとなった。ただ、「公表とかは意識なく、目の前のバッターを抑えることを意識した」と、いつも通りの自然体で腕を振った。

 最終カードで負ければV逸の崖っぷちから2連勝で逆転優勝。明治神宮大会への切符を獲得し、史上5校目6度目となる大学4冠への挑戦権を得た。全日本大学選手権で優勝投手となった右腕は「最後優勝したときにマウンドに立っていられるように、1カ月後の目標ができた」と闘志を燃やす。春に見た景色を必ず再現する。

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