ロッテが逆襲の1勝 安田が起死回生の同点打から逆転!「チーム一丸となって戦えている」 

 「CSパ・ファイナルS・第2戦、オリックス・バファローズ5-6千葉ロッテマリーンズ」(19日、京セラドーム大阪)

 「2023 パーソル クライマックスシリーズ パ」のファイナルS第2戦が行われ、初戦を落としたロッテが6-5で3連覇のオリックスに逆転勝ちした。対戦成績はアドバンテージを含めてオリックスの2勝1敗となった。1点を追う九回、ロッテは安田尚憲内野手(24)の適時二塁打で同点、代打・山口航輝外野手(23)の犠飛で勝ち越した。

 勝利の立役者は、最高の笑顔で人さし指を突き立てた。16日のCSファーストS第3戦でサヨナラ打を放った“スーパー安田”がまたしても逆転劇のキーマンとなった。

 「リードされたけどまだ1点。終盤に追いつけるチャンスはあると思って挑んだ」

 1点ビハインドの九回無死一塁。粘りを見せた。ファウルでカットし、8球目に一走・和田が二盗。10球目をはじき返した打球は一塁ベースに直撃する右翼線への同点適時二塁打となった。

 「無心になって打席に入った。ラッキー形でベースにも当たってくれて良かった」。劇的な一打にベンチは総立ち。なおも1死三塁からは代打・山口が中犠飛で勝ち越しを決め、次の舞台への望みはつながった。

 1点ビハインドの六回2死二、三塁でも安田が積極攻撃。2ボールから外角のスライダーを一時逆転の右前2点適時打とし「チーム一丸となって戦えている。きょうも最後まで粘って粘って勝てた」と大満足の表情だ。

 CSファーストS進出を決めた10日・楽天戦の試合前練習から、福浦ヘッドコーチにすすめられ、正面からのティー打撃に励んでいた。「バットから体が離れないように」という目的で、「力強く振ろうとするとバットから体が離れていたと伝えた」と同コーチ。短期決戦に向け、弱点克服に努めてきた。

 2度の逆転で取って取られてのシーソーゲームを勝ち切った。安田は「これを自信にして、また明日からもやっていきたい」と逆襲を誓った。期待十分の若武者が、日本シリーズへチームを連れて行く。

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