ロッテCS男・安田 悔し4タコ「切り替え、修正」「明日も守らず攻める」
「CSパ・ファイナルS・第3戦、オリックス・バファローズ2-0千葉ロッテマリーンズ」(20日、京セラドーム大阪)
ロッテ・安田尚憲内野手はベンチからオリックスナインの歓喜を目に焼き付けた。初回2死一、二塁の得点圏で左飛に倒れるなど、完封負けにつながった4打数無安打。「僕自身も打てなかった。切り替え、修正して。また明日頑張りたい」と前を向いた。
相手先発は今季6勝無敗の東。「球が強いのは分かっていた」と対策を練って臨んだが、この日は一転して変化球を交えた投球。村田打撃コーチは「うまく緩急を使われた。先制できれば流れが変わったけど…」と唇をかんだ。敗れたが、紙一重の戦いでもあった。
安田はポストシーズン6試合で、21打数7安打、6打点。好投手との対戦が続く中で、打率・333の“CS男”が下克上のカギを握る。「やることは変わらない。明日も守りには入らず、どんどん攻めていけたらいいです」。若き主砲が崖っぷちのチームを救う。