元ロッテ、オリックスのセラフィニが殺人容疑などで逮捕 義父殺害疑い 事件発生から2年 米報道 04年ズレータと球史に残る大乱闘、05年日本一貢献
元メジャーリーグ投手でロッテとオリックスでもプレーしたダン・セラフィニ(49)が殺人容疑などによりネバダ州で逮捕された、と20日(日本時間21日)、複数の米メディアが伝えた。
ネバダ州の地元局KRNV電子版などによると、セラフィニは21年6月にサマンサ・スコット(33)と共謀し、銃で元妻の父親を殺害し、母親に重傷を負わせた疑いがあるという。報道によると、監視カメラにはフードを被り、顔を覆い、バックパックを背負って住宅に向かう男性の姿が映っており、警察は証拠がセラフィニとスコットが容疑者であることを示しているという。
セラフィニは92年ドラフト1巡目(全体26位)でツインズに入団し、96年にメジャーデビュー。カブス、パイレーツ、レッズ、ロッキーズを渡り歩き、メジャー通算104登板、15勝16敗1セーブ、防御率6・04の成績を残した。04年に来日し、ロッテとオリックスで計4シーズンに在籍。ロッテ時代の05年には11勝、防御率2・91の好成績を挙げ、阪神との日本シリーズにも登板して日本一に貢献した。また04年9月のダイエー戦では、相手のズレータに背中付近へのビーンボールを投げ込み、ズレータが激高。マウンドに猛然と向かってきたズレータに跳び蹴りで応じ、日本球史に残る大乱闘に発展した。
オリックス退団後の07年にメジャーに復帰したが、定着できず、台湾やメキシコ、独立リーグでもプレー。13年を最後に登板記録は残っていない。