巨人・阿部新監督 フライボール革命に“NO” 「(日本人で)3割30本打った人いる?」と疑問
巨人・阿部慎之助新監督(44)が21日、フライボール革命に待ったをかけた。川崎市のジャイアンツ球場での秋季練習で若手らに指導し、昨今球界全体で流行している打撃スタイルにもの申した。
指揮官は前日に引き続き、育成ドラフト4位・中田歩(東奥義塾)に打撃指導を敢行。バットを極端に上から振り下ろして球をたたくようなスイング軌道を助言し、「(中田歩が)フライボール革命をやってたんで。通天閣打法…」と修正を求めた意図を明かした。
フライボール革命は2010年代後半からメジャー各球団が取り入れ、球の下半分をたたくことで、外野まで飛ばす打法。「アレをやって(日本人で)3割30本打った人いるの?聞いたことない。何でアレをみんなやるの?」と疑問も呈した。
「日本人は日本人なりのがあるでしょ」と新監督。通算406本塁打を放った実績の持ち主の言葉には説得力があった。