巨人・阿部監督 岡本和、坂本、門脇以外は「みんな競争」丸や秋広も例外なし 先発ローテ枠も競争厳命

 中田歩(右)を直接指導する阿部監督(撮影・佐藤厚)
 赤星(左)、大江(右手前)と談笑する阿部監督(撮影・佐藤厚)
 ショートでノックを受ける門脇(撮影・佐藤厚)
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 巨人・阿部慎之助監督(44)が22日、ナインに定位置を巡る激しい争いを強いる方針を示した。一塁・岡本和、三塁・坂本、遊撃・門脇はレギュラーの構想だが、それ以外は「みんな競争だよね」と予告した。

 主砲の岡本和とは21日にLINEで会話し「ファーストでやりたいです」という本人の意向も聞いて一塁に固定する。これに三遊間を除けば、二塁、捕手、外野で激しいポジション争いを求める。今季、台頭した秋広も外野のレギュラー候補だが「自分で勝ち取ってほしい」と奮起を促す。

 競争は野手だけでなない。「ピッチャーも先発の(枠を)空けて待っていることはしない」。例えば先発の枠を巡って争っている投手が2軍で結果を出しても即1軍のローテには入れず、敗戦処理に回し「そこで何試合かいい登板ができたら先発チャンスをあげる」という考えだ。

 3年連続V逸、2年連続Bクラスと歴史的な低迷にあえいだ今季。来季のV奪回という悲願達成を目指し、阿部新監督が、激しいサバイバルレースのゴングを鳴らして戦力の底上げを図っていく。

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