オリックス〝日本一ローテ〟固まった 阪神撃破へ!山本、宮城、東、山崎福、田嶋の強力5投手
オリックスの日本シリーズにおける先発ローテの大枠が固まったことが24日、分かった。初戦はエースの山本由伸投手(25)の登板が決定的。第2戦に宮城大弥投手(22)、第3戦に東晃平投手(23)と活きのいい若手で臨み、第4戦と第5戦は経験豊富な左腕の山崎福也投手(31)と田嶋大樹投手(27)に託すことが有力だ。2年連続の日本一へ向けて、猛虎打線に強力な5投手をぶつける。
猛虎打線を抑えるための先発ローテが固まってきた。初戦のマウンドには当然、エースの山本が上がることになる。23日には阪神の岡田監督から先制“口撃”を受けたが、この日はキャッチボールなど自分の調整に集中していた。
第2戦の先発が有力な宮城は、ロッテとのCSファイナルSでは21日の第4戦に登板。9月下旬に体調不良で抹消されて登板機会が少し空いていたが、6回4安打無失点と問題なし。阪神戦は通算2戦2敗ではあるが、左のエースの実力を示したい。第3戦は東が有力。ウエスタン・リーグでも甲子園での登板があり、敵地のマウンドも経験がある。
第4戦は山崎福、第5戦は田嶋の見込み。山崎福は昨季の日本シリーズで敢闘選手賞を獲得。この日は紅白戦に先発し、4回無失点。打席にも立ち、犠打を成功させた。甲子園は高校時代にも活躍した舞台。「阪神の勢いがすごいと思う。それにのまれないようにと頭の中に入れてやるしかない」と独特の雰囲気を警戒しながら、投打での貢献に期待がかかる。
先発投手陣だけでなく、ブルペンも平野佳を筆頭に山崎颯や宇田川、阿部に山岡など盤石。阪神も安定した投手力があるが、負けていない。2年連続の日本一へ、強力ローテで猛虎打線に立ちはだかる。