楽天・松井裕 メジャー挑戦へ 海外FA権行使 球団は後押しを約束
楽天は25日、通算236セーブの松井裕樹投手(27)から、球団側に海外FA権を行使する意思を伝えられたことを発表した。
ドラフト前日のスカウト会議に出席していた森井誠之社長(49)が報道陣の取材に対応。この日、松井裕から連絡が入ったことを明かし「海外にチャレンジしたい。年齢的にも今がチャンスという話だった」と説明した。
その上で「(権利を)阻害するのは難しいことだと認識しています。僕らとしては、その思いに応えてあげたい」と海外挑戦を後押しする考え。その中で国内移籍を模索する可能性が出てきた場合は「他球団には行ってほしくない。イーグルスを考えてほしいと伝えました」と語った。
左腕は今季、史上最年少での通算200セーブを達成するなど、2年連続3度目のセーブ王を獲得した。森井社長は「(抜ければ)めちゃくちゃ痛い」と本音を隠せず。チームの絶対的守護神の去就は、26日のドラフト戦略にも直結しそうだ。