高校生NO.1捕手 報徳学園・堀は中嶋オリックスが4位で指名「パ・リーグはどっちですか?」と緊張隠せず
「プロ野球ドラフト会議」(26日、都内ホテル)
高校生ナンバー1捕手とも言われる報徳学園の堀柊那捕手(18)は、オリックスからドラフト4位で指名された。
野球部の部員たちとともに、指名の瞬間を見届けた堀は満面の笑みを浮かべていた。中嶋監督はこれで1位から4選手連続高校生を指名だ。
抜群の強肩を武器に1年秋から正捕手を任されてきた。今春のセンバツでは5試合で打率・400と打撃でもアピールし、準優勝に大きく貢献した。50メートル6秒1と捕手としては俊足で高い身体能力を誇る逸材。地元兵庫という出自も魅力の一つだ。
パ・リーグで対戦したい投手はと問われると、堀はキョトン顔。大角監督に「パ・リーグってどっちですか…?」と聞く場面があり、緊張の様子がうかがえた。
色紙に書いた目標は「トリプルスリー」。将来的には森に追いつけ、追い越せの姿勢でポジション争いに臨むつもりだ。「本当に負けないように一日、一日頑張っていきながら森選手のいいところは盗んでいきたい」と決意を新たにした。
◆2005年7月16日生まれ、18歳。兵庫県神戸市出身。179センチ、76キロ。右投げ右打ち、捕手。西須磨シーホークスで野球を始め、鷹取中時代は兵庫夙川ボーイズに所属。報徳学園では1年夏からベンチ入り。3年のセンバツでは準優勝。高校通算14本塁打。50メートル走6秒1、遠投100メートル。