西武1位・武内 鷹党改め鷹キラーだ ロッテ朗希&オリ宮城を「上回るくらいでやりたい」
「プロ野球ドラフト会議」(26日、都内ホテル)
武内夏暉投手(22)=国学院大=は、1位指名を公表していたソフトバンク、西武、さらにはヤクルトの3球団競合の末、西武が交渉権を獲得し、「即戦力として開幕ローテーションを目指したい」と高らかに宣言した。
ともに戦ったチームメートに見守られながらプロ入りが決まると、白い歯がこぼれた。「ドキドキしてたんですけど、ライオンズに決まった瞬間、ほっとしています」。テレビ画面を見つめる緊張の表情が一気に緩んだ。
福岡県出身で、小さい頃から大のソフトバンクファン。報道陣にソフトバンクに行きたかったかと問われると「そうですね、はい…」と苦笑いしたが、対戦してみたい選手には「柳田選手です」と即答。「あのフルスイングを投手目線で感じてみたい」と心待ちにした。
高卒でプロ入りしたロッテ・佐々木朗やオリックス・宮城とは、同い年だ。「高校時代は雲の上の存在だったけど、この大学4年間でかなり近づいてきた。自信を持って上回るくらいでやりたい」と宣戦布告。01年世代No.1投手になる。
◆武内 夏暉(たけうち・なつき)2001年7月21日生まれ、22歳。福岡県北九州市出身。185センチ、90キロ。左投げ左打ち。投手。折尾東小3年から野球を始め、八幡南では1年秋から背番号3でベンチ入りし、3年夏は投手として背番号1を背負った。国学院大では2年秋にリーグ戦デビューし、3年秋に最高殊勲選手を獲得。最速153キロ。