巨人1位・西舘勇 即戦力任せろ「2桁勝利は一つの目標」 大学先輩の阿部監督が当たりクジ引き当てる

 「プロ野球ドラフト会議」(26日、都内ホテル)

 テレビ中継の画面越しに対照的な光景が広がった。西舘勇陽投手(21)=中大=は2球団競合の末、巨人が交渉権を獲得。阿部監督が当たりクジを引き、派手にガッツポーズする姿を見ても、右腕の表情は一切変わらなかった。「アピールする機会は終わって、あとは待つだけと思っていた」。運命の瞬間でも落ち着き払っていた。

 会見では中大の先輩でもある阿部監督への思いを明かした。「自分が小さい頃のレジェンド選手。大学の先輩ですので、その方の下で野球できるのはうれしい」。即戦力として指揮官から期待される中、「1年間、先発ローテーションで投げられるようにはなりたい。2桁勝利は一つの目標」と力を込めた。

 高校は花巻東でプレー。同校出身のドラフト1位指名は大谷翔平(エンゼルス)、菊池雄星(ブルージェイズ)も歩んだ道だ。憧れの存在への思いもはせながら、「自分の実力はまだまだですけど、2人に追いつけるように成長していければ」と希望あふれる未来を見据えた。

 ◆西舘 勇陽(にしだて・ゆうひ)2002年3月11日生まれ、21歳。岩手県一戸市出身。185センチ、79キロ。右投げ右打ち。投手。一戸南小3年から一戸スポーツ少年団で野球を始め、一戸中では軟式野球部。花巻東では1年夏からベンチ入りし、2年春夏と3年夏に甲子園に出場。中大では1年秋からリーグ戦デビュー。最速155キロ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス