“世界の本塁打王”王貞治氏が大谷翔平を分析、「足は上げないが…」一本足打法と共通点
タレントのタモリがMCを務めるテレビ朝日系大型特番「タモリステーション」が27日放送され、今季の米大リーグで日本選手初の本塁打王を獲得した、エンゼルス・大谷翔平を特集した。
本塁打世界記録の王貞治氏と侍ジャパン前監督・栗山英樹氏のWBC優勝監督の対談では、王氏が自身の一本足打法と大谷のノーステップ打法を比較。一本足打法は、自身が「つまり屋(打球がつまってしまうタイプ)だった」と明かし、打席での始動を早くするために、投手が足を上げるタイミングで自分も足を上げ、準備を整えていたという。その結果「つまっていたのが前に打てるようになった」と話した。
また、大谷のノーステップも「早めにステップして待っている感じ」と言い、「足は上げないが、意識は早めに準備している」と一本足打法との共通点を挙げた。「だから150、160キロの高めも打つし、緩く抜いた球も打つ」と王氏。準備を整えて余裕を持つことは「いい打者にはあること。打てない人には待っている時間がない」と、大谷の高い技術を分析していた。