オリックス・杉本 左足首懸命リハビリも出場厳しく 代役は来田有力 左手首負傷の紅林はスタメン意欲、頓宮は代打待機濃厚
左足首を負傷しているオリックス・杉本裕太郎外野手(32)が27日、京セラドーム大阪で行われた日本シリーズ前日練習でグラウンドに姿を見せなかった。26日に発表された40人の登録枠には入ったが、28日の第1戦でのベンチ登録、試合出場は極めて厳しい状況。大一番は主砲を欠く中の戦いになりそうだ。
59年ぶりに実現する関西シリーズ。決戦前日に杉本の姿はなかった。球場には来たが、グラウンドに出ることなく帰宅。21日のCSファイナルS第4戦・ロッテ戦で左足首を負傷。「トキに秘孔(ひこう)を突いてもらっています」など明るく話し、懸命にリハビリを続けてきたが、初戦出場は難しくなった。
代役はフェニックス・リーグから合流した来田が有力。T-岡田も左翼でシートノックに入るなど備えた。左手首を痛めていた紅林はフルメニューを消化。「試合に入ったら、痛いとかは言っていられない」とスタメン出場に意欲を見せる。一方、左足甲の疲労骨折が完治していない頓宮は代打待機が濃厚。「短期決戦なので、先に仕掛けたい」と勝負どころでの一打を狙う。