59年ぶり関西シリーズ初戦 両軍ファン互角 オリ側席に虎ユニ姿も
「SMBC日本シリーズ2023、オリックス・バファローズ0-8阪神タイガース」(28日、京セラドーム大阪)
日本シリーズが28日、開幕した。シーズン中は、59年ぶりとなる関西シリーズの周辺や裏側を探る企画をお届け。初日はオリックスの本拠地となる京セラドームのスタンドの熱気をリポートする。ホーム側サイドには両軍ファンが入り乱れるゾーンもあったが、全体の割合ではほぼ互角となった大阪での決戦。ファンの“本音”を聞いた。
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59年ぶりとなった関西シリーズ初戦の両軍ファンの割合は、ほぼ互角。どちらも負けず劣らずの大声援がドーム内に響いた。今年は一塁、ライト側はすべての席種に「バファローズ」の名前が付けられて販売されたが、阪神ファンの姿もちらほら…。その理由はさまざまだ。
宝塚市から両親と訪れた27歳の女性は、阪神とオリックス両方のファンクラブ会員。どちらも会員向けの抽選を申し込んだが、オリックス側のみ当選したという。ただ「去年オリックスが日本一だったので、今年は阪神でもいいかな」とこの日は阪神のユニホームを着用して応援。「交流戦とは全然違う雰囲気があるので、ずっとドキドキしてます」と胸を躍らせた。
勤めている会社からの招待券で訪れた阪神ファン2人、オリックスファン2人の同僚4人グループの姿も。オリックスファンの24歳男性は「普段は一塁側は全然ビジターのファンはいらっしゃらないので、やっぱり人気球団だなと」と阪神ファンの多さに驚き。「関西ダービーがやっと実現した。オリックスとしてはずっとやりたかったので」と笑顔を見せた。同僚の阪神ファン・23歳男性はファンクラブダイヤモンド会員だが抽選に外れ、一塁側で観戦。「最初勇気はいりましたけど、そこまでアウェー感もないです」と安堵(あんど)していた。
富田林から訪れた63歳男性も抽選に外れ、知人にチケットを譲ってもらったという。「座るのは抵抗あって、最初はユニホームを手に持ってたんですけど、周りを見たら意外と着てる人がいたので」と阪神のユニホームを着て着席した。
ラッキー7の七回阪神の攻撃開始前にはジェット風船のファンファーレが鳴り響いた。本来なら阪神ホームゲームのみで使用されるが、京セラドーム側の“サービス”か。
「関西シリーズ」には好意的な意見が多く、ホーム側でも阪神ファンの肩身が狭くなるような雰囲気はなかった。それぞれ応援するチームは違えど、両者の健闘を祈り、関西一丸で盛り上がる雰囲気が感じられた。





