メジャー挑戦表明の日本ハム・上沢に米メディア厳しい評価「能力に懸念がある」「三振取れる球ない」
ポスティングシステムを利用して米大リーグ挑戦を表明した日本ハムの上沢直之投手について大リーグ情報サイト「トレード・ルーマーズ」が28日(日本時間29日)、長文記事を掲載した。
同サイトは、2月で30歳になる上沢の日本での通算成績が1118回1/3を投げて防御率3・19、与四球率7・5%、奪三振率19・67%などと紹介しながら「メジャーに移行するためのウワサワの能力に懸念がある」として「直球の平均が90・8マイル(約146キロ)前後で圧倒的なスピードがない」と指摘した。
さらに20年オフに日本ハムからポスティングシステムを使ってレンジャーズへ移籍した有原を引き合いに出し、「アリハラがMLBに来た時ほどの制球力がなく、三振を取れる球もない」と厳しい評価。有原がメジャー2年間で60回2/3を投げて防御率7・57と苦しみ、今季からNPBに復帰したことも記した。
同サイトは上沢と同じポスティングシステムを利用してメジャー移籍の可能性が高いオリックスの山本、DeNAの今永にも言及。「ウワサワはヤマモトやイマナガのような高い知名度はなく、投手市場における関心度は中レベルでそれほど特別大きな契約を必要としないだろう」とした。