オリ山本由伸、敗因は球種の割合 田中将ら育てた「投手育成職人」の眼

 6回、木浪に左前適時打を浴び厳しい表情の山本=28日
 勝利を喜ぶ阪神バッテリー(手前)とベンチで厳しい表情を見せる山本(中央)=28日
 6回、坂本に適時二塁打を浴び、うつむく山本=28日
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 阪急、オリックスで通算165勝を挙げ、引退後は指導者として楽天・田中将やパドレス・ダルビッシュを育てた「投手育成職人」こと佐藤義則氏が29日、自身のYouTubeチャンネルを更新。阪神がオリックスに8-0で先勝した28日の日本シリーズ第1戦(京セラドーム大阪)を振り返った。

 佐藤氏は、3年連続投手4冠のオリックス・山本が被安打10で7失点した原因について「真っすぐとフォークが同じだけしか投げられなかったこと」と指摘。「変化球を投げると腕の振りが弱くなる」とし、山本は初回に自身最速の159キロをマークするほど直球が走っていただけに「全然使わなかった。たまに投げる真っすぐが痛打されていたのが、バッテリーの失敗」と話した。

 一方、7回2安打無失点の阪神の村上は、カットボールと直球を主体に制球を生かした見事な投球を見せた。「山本の方が球は数段速いのに、それを使い切れなかった」と比較した。山本を「日本No.1の投手」と認めるだけに、「僕は投手出身だから残念だった。7割くらいは真っすぐを投げてほしかった」と話していた。

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