DeNAドラ5の中大・石田が指名あいさつ 父が熱烈ベイ党「ベイファンじゃないと野球やらせない」が原点
DeNAからドラフト5位指名を受けた中大の石田裕太郎投手が30日、東京・八王子市内の同大学で指名あいさつを受けた。
緊張した表情だったが、あいさつを交わすと「昔から横浜DeNAベイスターズのファンで、今の今までテレビで見て応援していた球団から指名を受けてすごくうれしい気持ちですし、ドラフトの日はすごくドキドキしたんですけど、今はホッとしています」と頬を緩めた。
神奈川県出身の石田にとって、DeNAは憧れの球団でもある。幼少期に「お父さんが『ベイスターズファンじゃないと野球やらせないぞ』から始まった」とファンになったきっかけを明かし、「ベイスターズの試合を見ていくうちにすごく惹かれた。自分もここで活躍したいなという思いになっていった。お父さんが一番喜んでいた」と、夢見た舞台のスタートラインに立てたことを改めて喜んだ。
持ち味は「安定感とコントロール」だという。同校には巨人からドラフト1位指名を受けた西舘がおり、「西舘にはない部分を自分は売りにしていきたいと、大学に入ってから思っていたので、そこはプロでも変わらず売りにして磨いていきたい」と意気込み。
いつかは投げ合うことも夢見ながら、「そのときは勝ちたい」と表情を引き締めた。