沢村賞は3年連続でオリックス・山本由伸に、金田正一氏以来史上2人目

 選考結果を発表する(左から)平松政次委員、堀内恒夫委員長、山田久志委員、工藤公康委員(撮影・佐藤厚)
 選考結果を発表する堀内恒夫委員長(撮影・佐藤厚)
 選考結果を発表する(左から)平松政次委員、堀内恒夫委員長、山田久志委員、工藤公康委員(撮影・佐藤厚)
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 プロ野球創設期の名投手、沢村栄治を記念した「沢村賞」の選考委員会(堀内恒夫委員長)が30日、都内のホテルで開かれ、オリックスの山本由伸投手(25)が3年連続で選出された。3年連続の受賞は400勝投手・金田正一氏(国鉄 1956年~1958年)以来、史上2人目の快挙となった。山本は今季も投手4冠を達成するなど圧巻の成績を残した。

 約1時間、委員が議論し熟考した末に出た結論。候補は山本とDeNA・東の2人に絞られた。沢村賞の基準は7項目あり、山本が①15勝以上(16勝)、②150以上の奪三振数(169)、④2・50以下の防御率(1・21)、⑦6割以上の勝率(・727)の4項目をクリア。東は①(16勝)、④(防御率1・98)、⑦(勝率・842)の3項目をクリアした。

 3年連続で沢村賞に選んだ山本について堀内委員長は「すごいことなんですよ。僕らもそんなに連続で取ったことないし、それに値する数字じゃないと選べない。日本を代表するピッチャー。僕は立派だと思いますよ。誇りを持ってほしい」と説明。委員の間で山本と東のダブル受賞の話題にもなった。堀内委員長は「(2人とも)甲乙つけがたいところまでいったが、山本が成績はナンバーワンだろうと。東も悪い成績ではないが、もう一踏ん張りしてもらえると、上にいけたんじゃないかということで山本を選ばせてもらった」と経緯を明かした。

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