日本ハム 孫易磊が入団会見「イーレイと呼んで」新庄監督“台湾の至宝”に二刀流も期待

 日本ハムは30日、エスコンフィールド北海道で育成の4年契約を結んだ孫易磊投手(18)=中国文化大=の入団会見を行った。新庄剛志監督(51)も同席。オールスター後の1軍合流を求め、二刀流の可能性も語った。

 孫は「はじめまして、わたしはスンイーレイです。よろしくおねがいします」と日本語で挨拶。ファンには「イーレイと呼んでほしい」とアピールした。

 国内外10球団以上の争奪戦の末、獲得した最速156キロ右腕。「映像を見てこんないいピッチャー取れるわけないと思っていた」と話す新庄監督は笑いが止まらない。「3日前に来年のオールスター明けにソフトバンク戦で3-1で勝つ夢を見た。正夢になってくれたら最高」と期待を抱いた。

 さらに「野手としてもドラフトにかかる選手。バッティングも見てみたい」と二刀流の可能性にも言及。孫も「投手として貢献して、打撃は自分で頑張って、打席に立つときに結果を出せるようにしたい」と言う。可能性を秘めた“台湾の至宝”。大きく育てていく。

 ◆孫易磊(スン・イーレイ) 2005年2月10日生まれ、台湾・台北市出身。新北市穀保高級家事商業職業学校-中国文化大。U18台湾代表。野手から投手に転向して約2年で最速156キロを記録。9月のU18W杯ではエースに成長した“台湾の至宝”。背番号196。183センチ、81キロ。右投げ左打ち。

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