西武が仲三河、ブランドンら5選手に戦力外通告 第1次通告期間を含めて合計21選手に通告

 西武は31日、赤上優人投手、中熊大智捕手、タイシンガー・ブランドン・大河内野手、川野涼多内野手、仲三河優太外野手の5選手に、来季の契約を結ばないことを通達したと発表した。

 2020年度ドラフト6位のブランドンは、ルーキーイヤーに打率・247、3本塁打、8打点の数字を残したが、直近2年は1軍出場がなかった。

 2018年度育成ドラフト3位の中熊は、22年に1試合だけ出場したが1打数無安打に終わり、今季の1軍出場はなかった。

 2019年度ドラフト4位の川野は、22年に5試合に出場して7打数1安打とプロ初安打を放ったが、今季の1軍出場はなかった。

 2020年度育成ドラフト1位の赤上、2020年度ドラフト7位の仲三河は、ともに1軍出場はなかった。

 西武は第1次通告期間を含めて、これで21選手に戦力外通告が言い渡された。

 赤上「過去にケガをした時、ケアをしてくれたトレーナーさんや、復帰メニューを考えてくれた皆さんに申し訳ない気持ちと感謝しかありません。今の状態では自分の中で一軍で活躍しているイメージが浮かんでこないのですが。今後は未定ですが、しっかり考えたいです」

 中熊「昨年、支配下登録されて、今年はこれからという時にケガをしてしまいましたが、手術をさせていただいた球団に感謝しかありません。手術をさせていただいた時からある程度の覚悟はしていました。ライオンズに入団して、周りの方々のありがたみを身をもって感じることができましたし、球団、ファンの皆さま、地元の方々の支えもあって今までやってこられました。今後は未定ですが、自分なりにきちんと考えます」

 ブランドン「約2年ケガで試合に出られなかったので覚悟はしていましたが、正直びっくりしています。ケガでチームに迷惑をかけてしまい本当に申し訳ない気持ちです。1年目の札幌ドームで打った初ヒット、初ホームランは今でも覚えています。今後は未定ですが、自分なりにじっくり考えて整理したいです」

 川野「今シーズン1軍の試合に出ることができなかったので、自分の中で何となく覚悟はしていました。チームに貢献できていませんし、腑に落ちるところはありました。一番の思い出は初出場した時の皆さんの大声援が力になったことです。今後は未定ですが、あの大声援の下でまたプレーができるように頑張ります」

 仲三河「イースタン・リーグの後半戦やフェニックス・リーグで調子が良かったので、もっと早くから結果を出すことができればと思い、悔しいです。1軍でプレーすることはできませんでしたが入団当初から期待していただき、いい時も悪い時もたくさんの声援ありがとうございました。今後のことは未定です」

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