ロッテ 石川歩に育成打診へ 通算76勝右腕に非情宣告 状態悪く10月に右肩手術

 ロッテは31日、石川歩投手(35)に来季の支配下契約を結ばないことを通知したと発表した。10月24日に右肩の手術を受けており、球団は育成契約を打診するとみられる。

 10年目の今季は開幕投手が予定されていたが、右上肢のコンディション不良により回避。プロ入り後初めて1軍登板なしに終わった。2軍でも8月に実戦復帰し、3試合に先発したが、0勝2敗だった。これまで3度開幕投手を務め、通算76勝をマークしてきたエース右腕にとっては非情な通告となった。

 今季はシーズン通して右肩の状態が思わしくなかった。右肩の有痛性ベネット病変と関節唇損傷と診断され、24日に横浜市内の病院で「右肩ベネット骨棘(こっきょく)切除術」「後方関節包解離術」「関節唇クリーニング術」の3つの手術を受けた。投球練習再開まで3、4カ月かかる見込みであることが発表されていた。

 富山・滑川高から中部大、東京ガスを経て13年度ドラフト1位で入団した石川は、14年にパ・リーグ新人王に輝き、14勝を挙げた16年には防御率2・14でタイトルも獲得。成績は192試合に登板し、通算76勝65敗、防御率3・48。

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