落合博満氏が球界に警鐘「あの教え方は本当によくない」「絶対ダメ」広岡氏との対談で語る「できたら次に」の理論

 落合博満氏
 秋季キャンプのため沖縄入りした中日・落合監督=2003年11月
 外野守備練習の最中に新井をかわいがる落合監督=2008年2月
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 元中日監督の落合博満氏が1日までに自身のYouTubeチャンネル「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。広岡達朗氏との対談で「あの教え方は本当に良くない」と現在の球界に警鐘を鳴らす場面があった。

 広岡氏と意見が一致したのは現在、プロ野球のキャンプなどで採用されている練習法。「今の練習って時間で区切っちゃうでしょ。あれは本当によくない」と語り、「絶対ダメ」と語気を強めた落合氏。その理由について「予定があるからこの時間で、次の工程に行きますって本当に良くない。できるまでやって、できたら次のところへ行きなさいというスタイルだったらいいんだけど。タイムスケジュールがあって、時間で区切っていくのは良くないと思うんだけど」と説明した。

 キャンプではあらかじめ練習のタイムテーブルが決まっており、中途半端な習得度で次の段階へ移っていくことが慣例になっている。個人では全体練習後に個別練習で補うことができるが、チームのサインプレーや連係プレーは全員が集まらなければ成熟させることはできない。

 広岡氏も「時間でやったら中途半端」と同調。その上で落合氏は「コーチの仕事は同じ事をできるようになるまでやれ、できても同じ事を言えっていうことをね」と指導者としての考えを明かしていた。他にも広岡氏が選ぶベストナイン、野球に対する心構えを赤裸々に語っていた。

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