江本孟紀氏「大学1年から嫌いだった」 因縁の相手と和解したきっかけは1球の汚れたボール
元楽天監督で中日、西武、阪神で活躍した野球評論家の田尾安志氏が2日、自身のユーチューブ「TAO CHANNEL」を更新。元南海、阪神で活躍した野球評論家の江本孟紀氏をゲストに迎えて思い出話に花を咲かせた。
歯に衣(きぬ)着せぬ物言いで知られる江本氏だが、過去に遺恨のあった人たちとも、引退後は和解してきたという。特に「大学1年の時からずっと嫌いだった」という元中日の谷沢健一氏とは、「18歳の時からずっと対戦している。中日の時も打たれたし、憎たらしいじゃない。解説の時も(プロ野球ニュース)でずっと一緒だった」と長年の因縁があったという。
しかし、自身がYouTubeチャンネルを始め、「嫌いな人を呼ぶのは面白い」と助言を受けて谷沢氏を招いた時がターニングポイントに。撮影で「最初は背中を向けていた」という谷沢氏だが、そのうちに紙袋から汚れたボールを取り出した。
「よく見たら昭和44年、(2人が)大学時代。早稲田対法政戦6号と書いてあった。6号目は俺から打っていた」と江本氏。谷沢氏からは、「おやじの遺品を片付けていたらこれが出てきた。今日の機会にこれを見せたかった」と言われたといい「その瞬間に、こいつ悪いやつじゃないなって」と苦笑い。「あれにだまされたよ」と言いながらも、「俺も単純だな。たいしたことじゃないのにね」と、笑い飛ばしていた。