オリックス 右翼・森の“幸運な落球”で初回無失点 完全捕球ならタッチアップで先制点確実 懸命に打球追うも

1回、大山の打球を捕り損ね転倒する森(撮影・飯室逸平)
1回、大山悠輔の邪飛を捕りにいく森(撮影・飯室逸平)
1回、空振り三振に倒れる大山(撮影・金田祐二)
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 「SMBC日本シリーズ2023、阪神タイガース-オリックス・バファローズ」(2日、甲子園球場)

 オリックスがラッキーな形で先制のピンチを防いだ。右翼・森の落球により、結果的に失点を免れた形となった。

 先発の田嶋が先頭の近本に右前打を許すと、続く中野の犠打を左腕がファンブル。犠打失策となり無死一、二塁とピンチが広がった。

 その後、1死一、三塁から大山が放った飛球が右翼ファウルグラウンドへ。本職は捕手の右翼・森が懸命に打球を追って一塁アルプススタンドの前でスライディングキャッチ。これを見て三塁走者の近本がスタートしたが、森のグラブからボールがこぼれ、ファウルの判定となった。

 仮に捕球していれば送球体勢に移るのが困難な状況だったため、確実に先制点を奪われていた。ファウルの判定に近本は思わず天をあおいだ。その後、フルカウントから大山を三振ゲッツーに仕留めてピンチを脱出。結果的に“幸運な落球”となった。

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