元楽天監督で中日、西武、阪神で活躍した野球評論家の田尾安志氏が３日、自身のユーチューブ「ＴＡＯ　ＣＨＡＮＮＥＬ」を更新。元南海、阪神で活躍した野球評論家の江本孟紀氏をゲストに迎えて、思い出話に花を咲かせた。

　東映、南海（現ソフトバンク）、阪神と渡り歩いた江本氏。東映時代は張本勲氏らにビビりまくっていたが、阪神に移籍後は、むしろ恐れられる存在になったという。

　しかし、ロッカールームで「唯一一人だけ、目つきの悪いやつがいた。物陰に潜んだヒョウみたい」と気にくわない存在がいた。そこで「こいつを抑えておかないといかん」とグラウンドで目があった時に「今度入ったからよろしく頼む」とあいさつすると、相手の態度は急変。「そこからは、べったり、兄弟のように朝昼晩、毎日一緒だった」と親友になったという。

　その選手とは、今年８月に亡くなった名投手、古沢憲司氏。同じ学年の２人は「どちらもつっぱっていた」とチームでもとがりまくった存在で、「乱闘の時は一番早かった」と先陣を切ったという。巨人に在籍し、審判にかみつくなど気性の荒さで知られ「クレージー・ライト」と呼ばれたクライド・ライト投手にも「あいつらは冗談じゃない」と、あきれられたと明かしていた。