異色経歴の群馬大・竹内が「ハヤテ223」の1次選抜突破 医学部医学科で準硬式野球部所属

 幅跳びを行う群馬大・竹内(撮影・高石航平)
 高校時代の竹内奎人=2017年撮影
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 来季からファーム・ウエスタンリーグに加入する「ハヤテ223」が3日、本拠地静岡県・清水庵原球場でトライアウトを実施。この日は遠投や50メートル走など体力測定がメイン。投手野手合わせて96人から、群馬大・竹内奎人(けいと)投手(24)ら半数の48人が1次選考を通過した。

 竹内は群馬大学の医学部医学科所属の6年生。高校時代は静岡高校で甲子園に出場。大学では準硬式野球部に所属し、今年はプロ注目とされていたがドラフトでは惜しくも指名漏れしていた。

 トライアウト1日目を終えた竹内は「明日の試験も受けられる」とほっとした表情。先週卒業試験を終えたばかりで、勉強と並行しながら練習して1次選抜を突破した。医者の道に進めば安泰だが、野球の夢は捨てきれない。「今の時点で意思としての就職活動はしていない。背水の陣じゃないですけど、来年は野球一本でやっていくつもりです」と覚悟を語った。

 また4日には静岡高校で同級生の前DeNAの池谷が参戦予定。「高校の時は正直勝てない部分もあったので、絶対負けないという気持ちでやりたい」と同門対決を望んだ。シート打撃などの実戦形式に向けては「打者と対戦する中で調子を修正してベストに近づけるのが僕の長所」と自信を見せた。

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