ヤクルト 今季1軍登板なしの原樹理「本当に何もできなかった」「思ったより甘くなかった」復活誓う
ヤクルト・原樹理投手が4日、埼玉県の戸田球場でブルペン入りした。捕手を立たせて36球真っすぐを投げ込み、小野寺コーチやブルペン捕手から「良い球!」、「いいねえ!」と声が飛んだ。
原は終盤に1軍練習に合流した時期もあったが、今季1軍登板はなし。今年は上半身のコンディション不良に悩まされ、「本当に何もできなかった。全然イメージと違ったというか、もっと早く良い感じになるかなと思っていたんですけど、思ったより甘くなかった」と悔しさをにじませながら振り返った。
ただ6月以降は状態が上がってきたといい、「10月もしっかり投げられたので、11月からはブルペンに入る。シーズンを通してダメだったところを継続して投げられたら」とオフも投げ込みを宣言。「しっかり体を作って、作った状態をキープしながらさらに良くするイメージ。(来年の)一発目でしっかり投げられるように」とスタートダッシュに備える。
来季はプロ9年目、31歳となりチームでは中堅となる。今年のドラフト1位・西舘など競うライバルは増えるが「とにかく自分のことをしっかりやります」と前を見据えた。