オリックス 再び「天井ツーベース」【天井ルール解説】本塁打の場合も 両軍ファンの思い入り乱れる「損した」「ファウルかと」
「SMBC日本シリーズ2023、オリックス・バファローズ-阪神タイガース」(4日、京セラドーム大阪)
オリックス・杉本が天井へ消える豪快な一打を放って、グラウンドルールで二塁打となった。二回無死一塁、阪神先発・村上の148キロ直球を捉えた打球は、左翼上空に高々と舞い上がって天井裏へ。ビジョンに二塁打と表記された後、マウンド付近に審判が集まって協議。川口責任審判が「天井2枚目に入りましたので、グランドルールで2ベースで試合を再開します」と説明した。
初戦で森も同様の二塁打を打っており、「天井ツーベース」がトレンド入り。ネットでは両軍ファンの声が入り乱れ、「またツーベースかよ」、「3試合で2回目」、「損した」、「ファウルかと思った」などのコメントが交錯した。
◆京セラドームの球場特別ルール(今回の適用は②)
①打球がフェア地域上の天井もしくはスーパーリングに当たった場合、またはスーパーリングの内側に入り直ぐに落ちてきた場合はボールインプレーとする。打球がファウル地域の天井に当たった場合はボールデッドとする。
②打球がフェア地域内にあるスーパーリングの内側に入り落下しない場合はボールデッドとして、打者及び走者には投球当時を基準にして2個の安全進塁権が与えられる。
③打球がフェア地域上にある一番外側のスーパーリングに当たった場合、および中堅のフェンス上の天井にある懸垂物に当たった場合は本塁打とする。
④打球がフェア地域上にある一番外側のスーパーリングと次のスーパーリングの間に当たった場合は、本塁打とする。